皆さんは人付き合いは得意ですか?それとも苦手ですか?私は昔から人見知りが激しく人付き合いに苦労した思い出がたくさんあります。とくに今の時期、新年度が始まりちょっと大変な思いをする人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。私の意識しているのは、ちょっとしたほんの少しのことですが、もし皆さんが人付き合いを苦手にしていらっしゃるのなら、少しは参考になるのではと思います。
相手も人付き合いが苦手、でもあなたに興味がある
日本人であれば誰しもがコミュニケーションに苦手意識を持っています。
日本人は昔から『わびさび』『侍』『撫子』『職人』『三歩下がって』『へりくだり文化』『謙譲語』『尊敬語』『丁寧語』・・・等々、必ずしもラフなコミュニケーションが良しとされてきませんでした。
古くからの日本文化とはまず何よりも『礼儀』を慮る文化だからです。
近年いくらグローバル化が進み、外国の影響でラフなコミュニケーションが日本にも入ってきたからと言って、日本人に染み付いた『礼儀』を重視する性格を一朝一夕で変えることなんて不可能です。
もちろん日本人の中にもコミュニケーションが上手だなと思う人もいますが、そのような人のほとんどは過去に苦労した結果、努力をして上手なコミュニケーションをゲットした人です。努力無くして何事も上達しません。コミュニケーションも然りです。
ということは、コミュニケーションに苦労している・苦手意識があるのはあなただけではありません。
上司、部下、先輩、同僚、後輩、クライアント、本社社員、分社社員、年上、年下、男性、女性、好きな人、嫌いな人・・・
これらのすべての人と滞りなく会話できるのであれば、仕事としては問題ないです。
かといって、これらの人と滞りなく話ができる人が皆、コミュニケーションが得意なわけではありません。どちらかと言えばほとんどの人は苦手でしょう。
皆さんにまず考えてほしいことですが、あまり知らない人との会話なんてまず楽しくありませんよね?知り合い同士で話していたほうが楽しいに決まっています。
なぜだか考えたことありますか??
共通の話題がたくさんあるからです。
たったそれだけ。
それ以外は知っている人と知らない人との間に違いはありません。
とすればですよ?
知らない人同士しかいなければ、まず何をすればいいかわかりますよね??
相手と自分との共通点探しです。
相手もあなたとの共通点を見つけようとしています。
コミュニケーションが上手な人ほどそうです。
共通の話題でいったん盛り上がれたほうが、相手の『人となり』がわかりますからね。
そうです、相手もあなたに興味があって仕方がないのです。
最初はお互い初対面であったり、話したことが無い関係であれば会話が弾むはずもありません(あの人とあの人、仲良さそうでいいなぁなんて思っていませんか?その人達も最初はぎこちなかったはずですよ??)
でもそれって気にすることではありませんよね。
最初の会話はただの共通点探しですから。
それだけで会話を終わりにしていいんです。
むしろ初回の会話ほどあまり深堀りせずに早めに退散したほうが良いでしょう。
相手との共通点が見えてきたら、次回お話しするときのステップとしては、相手との共通点の深堀りですね。
ここでは、事前リサーチがだいじですよ!!
あなたが興味がある人が興味を持っていることを少しだけリサーチしてみる。この心構えは大事です。
そして次の会話をするタイミングで、相手が知っていようが知っていまいが、調べた話題について聞いてみたりすると、相手から『知ってる~、○○だよね。』or『知らなかった。○○ですか?』のいずれかの反応が返ってきます。
ほら、これで一つのコミュニケーションが成功しました!!
たいして難しいことではないですよね?
この一つのコミュニケーションの積み重ねが、人付き合いの根幹です。
そんなに難しいことではないように思えてきませんか??
(そのあとは仲の良い人としてなんでもお話しできるようになります!楽しいですよね!私はコミュニケーション苦手時代を通り越してコミュニケーション力が開花しましたよ(自称ですが)!!まあ、大したことではありません。)
相手はあなたとちょっとお話したいだけ
まずは質問です。
あなただったら興味がある人に何か話しかけたときにどう答えてくれたらうれしいですか?
- (満面の笑顔で)はい。すごいですね!!~ですか!(と大きめの反応)
- (笑顔で)はい。そうですよね。~ですよね。(と普通めの反応)
- (笑顔で)はい。そうですね。
- (微笑で)はい。そうですね。
- (真顔で)はい。そうですね。
- (しかめ面で)はい。
当然1がベストで、2~4がベターで、5はちょっと残念ですよね。6に至ってはショックで『えっ?』と思ってしまいますよね。
とすれば、あなたが逆の立場だったらどのように対応すればよいかわかりますよね??
あなたが興味がある相手であれば絶対に1or2です。
あなたは1or2の対応をとれていますか?
・・・毎回1or2は無理かもしれませんので、最悪でも3or4の対応は取りましょう。
興味がある人との真顔以下の対応は避けましょう。せっかく相手が興味を持ってくれているのですから、距離ができてしまいますよ?(距離を取りたいのであれば別ですが・・・)
相手はあなたに興味があって、あなたとちょっとお話してみたいだけです。
そんな相手を無下に扱うことは避けたほうが無難です。
人間同士のコミュニケーションの基本は笑顔です。
興味がある人同士であれば、笑顔必須です。
笑顔でいれば何とでもなります。
『とりあえず笑顔でいること』これだけは心がけてください。
人に言われたことは気にしない
どんなにコミュニケーションを頑張ろうとやる気を出しても、相手次第では『なんだかとっつきにくい』とか『あまり喋らないね』とか『何を考えているかわからない』とか言われてしまう事がありますよね。直接出なくても耳に入ってしまう事ありますよね。
でも、それはあなたがコミュニケーションが苦手だからではなく、その相手のコミュニケーションの取り方が下手だからなんだと思いませんか?
あなたも『その人とはなんか会話が弾まない』とか、『なんか苦手だな』とか思っていますよね。
そうです、その相手がコミュニケーション下手なのを隠そうとして(人のせいにしようとして)、上記のようなことを言ってくることがあるんです。
正直、そのような人とは距離をおいて良いでしょう。
一緒にいてストレスですし、今後も何か言われる可能性が高いですから今後もストレスが発生し続けます。
あなたにも人を選ぶ権利があります。
むしろ、その相手のことを苦手にしている人も結構いると思いますよ?
そういう人を探して共通の話題作り(悪口になってしまい、あまり好ましくはないですが・・・)をしても良いと思います。その相手の上手な有効活用法を模索してみてください。
仕事は仕事、プライベートはプライベート
仕事上の関係って仲良くなることが必須だと思っていませんか?いやいや、仕事上の人間関係って他人と親密になる必要はないですよ。
むしろ仕事ができる人ほど仕事とプライベートを切り離します。
(もちろん、仕事上の付き合いがある人とプライベートで仲良くなって親交が深まるということはありますが。)
仕事をプライベートの時間に持ち込みません。
仕事上の人間関係が苦手という方は、まず仕事とプライベートを切り離すことを意識してみてはいかがでしょうか。
仕事上の目線だけで見たらコミュニケーションが上手な人であっても、案外プライベートはそうではないかもしれませんよ。逆にプライベートのコミュニケーションを大事にしようと考えるために、仕事上のコミュニケーションを最低限にしようとしている人も結構いますよ。
仕事上のコミュニケーションなんて正直どうでもよいですからね、仕事さえできれば。
まずは1年努力して仕事ができるようになろう
仕事さえできれば、コミュニケーションはあってもなくても良いんです。
ビジネスの関係ですから。
『仕事ができない』&『コミュニケーションができない』は最悪です。
会社としては不要です。
ですから、まずは仕事に慣れるまではひたすら必死に前向きに努力しましょう。
そして、仕事だけはできるようになって、少なくとも仕事は任せられると思われる人材になってください。
コミュニケーションが本当に必要になってくるのはそのあとですよ。
仕事できないうちにあれこれ心配していても無駄です。
仕事ができるようになってからあれこれ考えるようにしましょう。
まとめ
- 相手も人付き合いが苦手、でもあなたに興味があります
- 相手はあなたとちょっとお話したいだけです
- 人に言われたことは気にしても仕方がありません
- 仕事は仕事、プライベートはプライベートです
- まずは1年間努力して仕事ができるようになってから、あれこれ考えましょう!
新しい環境に移動して、なかなかその環境に慣れないという人も多いのではないでしょか。でも、環境の変化がストレスなのは誰でも一緒です。一番大事なのは、割り切ることですね。仕事はしょせん仕事です。あなたの人生のうちの1/3以下の時間しかかけないことですから(いや、週に40時間ですから、一年あたりの1/4以下の時間ですね)。そう考えると、プライベートをいかに充実させるほうが大事だと思いませんか??
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