研究者ってどんな転職先あるんだろう?なんとなく転職先なさそうだよなぁ…
研究者の経験を活かせる職場ってどうやって探したらいいんだろう?
研究者として自由に生きるのもいいけど、もっともっと自分の力で活躍したい!
でも今よりも収入減っちゃうのかな・・・それはイヤだな。
もしかしたら研究者に向いてないかも…別の職種無いかな?
私が研究者だった頃にも、ずーっと転職のことは頭の片隅にありました。
研究者って専門性高すぎて、つぶしが効かないような気がしますよね。
私もそう思っていました。
でも、それは自分が勝手にそう思い込んでいるだけなんですよ。
今の私が研究者だった頃の自分に言いたいのは、研究者こそ幅広い分野で活躍できる可能性を秘めているということ!
元研究者の私が言うのだから間違いありません!
転職の話の前に、なぜ研究者が幅広い可能性を秘めていると言えるのか?
高度な専門知識
研究者は高い専門的知識を持っている。
それこそが一番の武器であり、あなたにしかないものです。
でも今の研究所には私なんかよりもたくさん色々なことを知っている人いっぱいいるし。
むしろ私なんて知識ないと思うんだけど。
それは大きな誤りです!
もしあなたが持っている知識がその分野の全ての知識を知っているわけではなくても、案外その分野のことを十分理解しているものですよ。
一般人であれば、知らない知識をいっぱい持ってるんじゃないですか?
研究の手法いくつも知っていませんか?
そういった細かいバックグラウンドの知識があとあと重要になったりするんですよ!
転職したらわかります!
・・・むしろその分野のことを全部知っているなんて人はその分野の権威レベルの人だけです。
ですので、少なくともあなたの転職には全く影響しませんので、ご安心ください。
つまり、あなたには高度な専門的知識があるのだから、それを転職の武器にすることができます!
かなり強い武器であることは間違いありません。
学会発表や論文投稿の経験があると、より一層良いアピールポイントになりますね!
研究者が持つ素質
研究者として何年やってきましたか?
たいていの人は最低3年は研究者としての経験を積んできたのではないでしょうか。
3年間も研究し続けられるってかなり根性あると思いますよ。
よく研究者としての日常を思い返してください。
研究は、失敗しちゃいけない ⇒ 高い集中力
研究は、情報収集必須 ⇒ 高い情報収集能力
研究は、データ整理必須 ⇒ 高いエクセルや統計処理能力
研究は、計画立てないとダメ ⇒ 高い計画立案能力
研究は、英語論文必読 ⇒ 高い英語力
研究は、難解な論文でも理解必須 ⇒ 高い読解能力
研究は、発表しなければならない ⇒ 高いプレゼン能力
見ていただければわかると思いますが、研究者の持っている能力って一般的な社会人と比較して高いんですよ。
普通のサラリーマンとして仕事していたら、こんなにたくさんの能力は備わらないと思いませんか?
そうです。
もしあなたが研究者として最低3年間やってこれたのであれば、それだけであなたにはすごい素質が備わっているということです。
これらを事前に整理して、面接でプレゼンできるようになっていれば、転職は絶対にうまくいきます!
研究者は学歴が高い
大卒ではなく、大学院(修士や博士)を卒業しているのではありませんか?
院卒にはそれだけで付加価値があります。
でも結局社会人なんて学歴関係ないじゃん!
社会人としてある企業で働き始めた後はもちろん学歴関係ないです。
でも、転職の時には学歴関係あるんです。
1.東大博士課程修了の研究者。研究歴3年。
2.東大卒の研究者。研究歴3年。
3.偏差値60の大学卒の研究者。研究歴3年。
4.偏差値50の大学卒の研究者。研究歴3年。
5.偏差値40の大学卒の研究者。研究歴3年。
6.高卒の研究者。研究歴3年。
だれが考えても1>2>3>4>5>6の順番ですよね。
つまり学歴って、あなたの持つスペックの証明なんです。
採用する側は少しでもスペックが高い人を採用したいですよね。
考えてみてくださいよ。
前職でこれまで何やってきたかなんて、みんな基本的には一緒だと思いませんか?
専門分野の差はあってもみんな研究をやってきているんです。他のことはやっていないんです。
専門分野が合致する企業への転職ならまだしも、専門分野が異なる分野への転職の場合には、評価のしようがないと思いませんか?
この時点で、一般的に学歴フィルターというか、学歴で下駄をはかせるということが生じます。
学歴は採用する側にとって安心材料になりますからね。
というわけで、高学歴なあなたは一歩リードです。
※もちろん、あなたに前職でとてつもない素晴らしい職歴があるなら別です!
その素晴らしい業績を思う存分アピールしてきてください!
以上の理由により、あなたは転職をするにあたって何も恐れることはないということです!
他にもあなたの優れた点、あなた自身でいくらでも挙げられるんじゃないですか?
まずは自分のアピールポイント列挙しましょう!
研究者が転職を先延ばしにするデメリット
ここで言っておきたいのが、むしろ転職を先延ばしにしているとデメリットだらけですよ!
デメリット②先延ばしにした分、新たな職種で経験を積むのが遅くなる!
デメリット③今働いている企業にいて自分の経験値上がると思ってます?無駄な一年にしてはいけない!
デメリット④経験値は早く上げるに限る!無知と無力は大きな罪!
結論から言ってしまうと、転職に興味があるのであれば、少しでも早く準備しておくに限ります。
新卒の一括採用と違って、中途の場合は年中募集してますから。
それに、実際に転職しようと思ってすぐにベストな転職先が見つかるわけじゃないですからね。
常に情報のリサーチはしておくべきです。
研究者のあなたにとって、情報収集は得意ですよね!
研究者の転職の方法
次に転職の方法ですが、基本的には新卒の時のことを思い出してくれれば流れは同じです。
新卒の時は就活サイトの『りくなび』や『マイナビ』は、学生時代に誰しもが登録していましたよね?
転職だって同じです。
転職サイトがたくさんあるんです!
就活経験者にはお馴染みの『りくなびNEXT』や『マイナビ転職』。
テレビCMでお馴染みの『doda』や『ビズリーチ』。
マイナーですが専門職専門の『JACリクルートメント』『レバテックキャリア』などがあります!
転職を少しでも考えているのであれば、少しでも早く登録することをおススメします!
社会人にとって時間はものすごく貴重です。
それに、今現在転職サイトに掲載されている企業が、あなたにとってベストな転職先になるかもしれません。
千載一遇のチャンスを逃さないようにも早速登録して、それぞれの転職サイトの使用感を比較してみてください!
基本的にはどの転職サイトももちろん登録無料ですし、損することはありません。
これらの転職サイトに登録しておけば、転職の第一ステップは完了です。
・doda(デューダ)
・リクナビNEXT(リクルートエージェント)
・マイナビ転職(マイナビエージェント)
・ビズリーチ
ちょっとマイナーだけど秀逸なハイクラス転職サイト
・JACリクルートメント
『転職を前向きに考えてる人』や『まだ登録していない転職サイトがある人』は、これを機にぜひ登録しましょう。
研究者の転職先ってどんなとこがある?
研究者にはどんな転職先があるのか気になる人も多いですよね。
研究もいいけど、他の職種も気になる!
そんな方は注目してみてください。
他企業の研究者
研究者の転職先として最も多いのが他の企業の研究者です。
他企業への転職によって、年収アップを狙ったり、福利厚生の充実を狙ったり、またはベンチャー企業で研究職と他の職を兼務して活躍したりと、選択肢はたくさんあります。
まずは研究職に注力してみるのもよいでしょう。
営業職
技術のことを知ってる営業担当者は強い!
営業職と言えば、研究職とは真逆と思っている人も多いですが、意外とそうでもないんです。
実際、研究者の転職先として多いんですよ。
あなたの研究歴も引く手あまたかもしれません!
経営コンサルタント
企業相手に経営戦略をアドバイスする職業です。
いきなり経営コンサルタントになるのは難しいかもしれませんが、データを読み解いたりデータを分析したりする能力が高い人であれば適職かもしれません。
経営には、技術的知識だけではなく、マーケティング、金融、経済、会計学などあらゆる分野に総合的に強くなっていなければなりませんので、MBA(経営学修士)を取得しておくと良いかもしれません。
大学研究者⇒将来的に教授に
大学で研究したい!教育に興味がある!という人も研究者には多いです。
教授目指して、まずは研究者からスタートです!
研究者⇒助教⇒准教授⇒教授
先は長いけど、頑張るしかない!教育ってやりがいがある仕事ですよね!
知財担当者⇒将来的に弁理士に
私がこのパターンです。特許事務所へ転職して、その後弁理士になりました。
一般企業で研究をやっていると、知財(特に特許)について触れる機会がありませんでしたか?
私は研究をやりつつ、だんだんと知財に興味を持ってしまいました。
そして、研究職時代に弁理士の一次試験(短答式記述試験)まで受かって、その後特許事務所転職後に二次試験(筆記式記述試験)、最終試験(口述試験)に合格しました。
実際に、私のような経歴(前職が研究職)の人が特許事務所には多いです。
弁理士は技術のプロフェッショナルです。あらゆる最新技術に触れることができます。
技術好きにとっては、とても面白い職業ですよ!
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研究者の転職先の探し方
転職サイトを使うか、具体的な企業のウェブサイトから応募するかのほぼ二択です。
・転職サイト
・企業のHP
(例外)知り合いのコネや紹介、ヘッドハンティングもあるかもしれませんが・・・そんな人はほとんどいないでしょう。
転職サイトを利用するメリット・デメリット
メリット:
・なんといっても取扱件数が多い!
・希望の案件を検索しやすい!
・良く知らない会社でも意外と好案件あり!
・プロが探す情報だからこそ、あらゆる情報が網羅されている!
・色々なサイトに登録しておいてもほとんど害はない!
・エージェントなら、面接のスケジューリングや、自己アピールなどの添削をしてくれることも!
※マイナーな専門職専門の転職サイトの場合、大手転職サイトでは出てこない稀少案件に巡り合うかも!!
デメリット:
・複数を使い分けるのがめんどくさくなることも・・・
・結局最後の方は1つか2つしか利用しなくなる。
・エージェントに任せすぎると、自分のホントに行きたい企業を見失ってしまうかも。
企業のウェブサイトの採用情報を利用するメリット・デメリット
メリット:
・全て自分の力で完結できる。
・企業のウェブサイトを隈なく見るクセが付く。
・各企業のカラーを事前にある程度把握できる。
・採用担当者の個性をよく知ることができる。
デメリット:
・自分だけで全てやらなければいけないので、手間がかかる。
・知らない企業のことは調べようがない。
・知ってる企業ですら、調べ尽くすのは容易ではない。
・大抵の場合コスパが悪くなる。
企業のウェブサイトのみから情報を収集しようとするのであれば、ひたすら自分で調べるしかないです。
結局調べたところで全て開示されているわけではないので、あまりわからなかったりするんですが・・・
かといって、転職サイトで得た情報に基づいて、自分で直接企業のウェブサイトから採用応募するというのも、あまりメリットは無いように思います。
使えるものは何だって使う!これが人生には大事ではないでしょうか。
研究者のための転職サイトの比較
では、冒頭でも挙げた、転職サイトについて見ていきましょう
・doda(デューダ)
・リクナビNEXT(リクルートエージェント)
・マイナビ転職(マイナビエージェント)
・ビズリーチ
ちょっとマイナーだけど秀逸なハイクラス転職サイト
・JACリクルートメント
これらの大手転職サイトを以下の点から比較してみました!!
・公開求人数:多い方が良いと考えるのが普通でしょう。
サイト全体の求人数、キーワード(研究、大学、特許事務所)で検索した時の求人数を調べました。
・スマホアプリ使えるか否かは、転職活動で大事な指標ですよね!
〇:スマホアプリ使える!、×:スマホアプリ使えない!
・無料?有料?これまた気になりますよね!
公開求人数 | 全体 | 研究 | 大学 | 特許事務所 | スマホアプリ | 利用料 | |
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doda(デューダ) | 5/14時点 | 59,363 | 9,368 | 6,054 | 114 | 〇 | 完全無料 |
リクナビNEXT | 5/15時点 | 38,999 | 6,433 | 6,149 | 80 | 〇 | 完全無料 |
マイナビ転職 | 5/15時点 | 7,473 | 742 | 185 | 3 | 〇 | 完全無料 |
ビズリーチ | 5/15時点 | 115,000 | 233 | – | 59 | 〇 | 一部有料 |
大手転職サイトは、さすがというべきかスマホアプリどこも使えますね!
利用料は、ビズリーチのみが一部有料です。まずは無料でいじってみて、物足りなければ積極的に有料モードに移行するのをお勧めします。
この有料モードこそ、ビズリーチの本髄ですから利用しないのはもったいないです。
つぎは、大手転職サイトごとの独自の取り組みについて見てみましょう。
doda(デューダ)
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※エージェントサービスとは、ぴったりの求人紹介のほかにも、『応募書類の添削・面接サポート』や、『面倒な手続き代行(日程調整など)』、『年収・入社日などの交渉』などをしてくれるサービスです。
リクナビNEXT
登録者向けの独自サービス | 何をやってくれる? |
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グッドポイント診断(無料) | ”あなたの強み、見つけてみませんか?” |
リクルートエージェント(無料) | ”はじめての転職活動でも安心!” |
※エージェントサービスとは、ぴったりの求人紹介のほかにも、『職歴書などの添削』や、『面接対策』、『業界・企業情報の提供』などをしてくれるサービスです。
マイナビ転職
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転職活動の息抜きにもおススメです!
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皆さんの能力次第では、さらに上のレベルでヘッドハンティングされるかもしれません!
こちらのサイトはどちらかというと、実務経験をある程度積んだ人の方が実益が大きいでしょう!
知財分野のセカンドキャリアの際には是非とも利用することをおススメします!
JACリクルートメント
・職種ごとの職歴書サンプル
・英文の職歴書サンプル
・英語面接対応マニュアル
転職サイトも求職者を企業に紹介することで、企業から利益を得ていますから、転職先探しを求職者以上に(?)本気にやってくれます。
転職サイト側も必死だから、求職者が知らない情報を必死にかき集めています。
つまり転職サイトを利用すれば情報をたくさんもらえるということです。
利用しない手はないですよね。
もちろん1つの転職サイトだけじゃなくて、まずは全部の転職サイトに登録すべきです。転職サイトごとに求人案件が違うし、情報量にも差が出ることは当然ですから。
実際に転職サイトを利用する人が大多数ですから絶対に利用すべきです。
※一応言っておきますが、利用とは転職サイトの情報を利用し尽くしましょうという意味です。
転職に不安がある研究者のあなたへ
でも転職って不安だらけですよね。
今の地位や今の安定を捨てたくないし、初年度は給料下がること多いし、新しい環境が不安・・・
でも、いくらでもやり直しはできます。
転職に失敗したって、また転職すればいいだけです。
今の世の中転職は当たり前ですしね!
企業カラーだって百社百色ですから、本人次第でアタリにもハズレにもなってしまいますからね。
まずはやってみる!そしてやってから考える!これが一番大事です。
研究者のための転職方法のまとめ
転職をする際に参考にすべきは次の2つのサイトです。
・転職サイト
・企業のウェブサイト
・doda(デューダ)
・リクナビNEXT(リクルートエージェント)
・マイナビ転職(マイナビエージェント)
・ビズリーチ
ちょっとマイナーだけど秀逸なハイクラス転職サイト
・JACリクルートメント
あなたの人生が今より少しでも良いものとなることを目指してください!
そのために、後悔の無いように転職についてとことん調べ尽くしてくださいね!
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