弁理士の年収(給与)とキャリアプラン

弁理士
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特許事務所に勤務していない人から見て、特許事務所っていうと全くどういう場所か想像できないという人が多いのではないでしょうか。
ブラックなのかホワイトなのか、企業とどのように違うのかなど、外部から見たらかなり不透明だったりしますよね。

企業から特許事務所への転職を考える人であれば、なおさら色々気になりますよね。その辺の疑問を少しでも解消できればと思います。

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特許事務所ってどんなところ?年収は?

雰囲気に関しては、一言で言ってしまえば、閉鎖的でしょう。
私は企業から特許事務所に転職してまずそう感じました。その環境が悪いとはいいません。企業のように、『部署間のつながり』といったものはほとんどありません(もちろん、技術側と事務側との連携は必須です)
それを長所ととるか、短所ととるかは人それぞれかと思います。

特許事務所の環境

環境に関しては、特許事務所によっては、都心の有名ビルのワンフロアを悠々と使用していたりしますし、こじんまりしたビルにキュッと纏まっている特許事務所もあります。大規模事務所ほどゆとりのある空間である傾向が強いように思います。

特許事務所の人間関係

人に関しては、事務所によるというよりは、その部署の雰囲気や直属の上司、経営陣の考えによるのではないでしょうか。基本的には企業と同じとは思うので、心配はありません。
しかし、弁理士業界の仕事は書いてなんぼの世界ですから、個々人の時間は何よりも貴重です。なにせ弁理士の年収は売り上げに依存します。特許事務所の勤務弁理士は、役職がない人であれば、前年度の売り上げの1/3くらいというのがよく聞く話です。

弁理士の年収ってどれくらい??

入所1年目の年収は未経験者であれば、社会人年数に応じた平均給与額と同等か若干低いくらいでしょう(つまり30歳くらいであれば400~450万円ですかね)。
2年目以降は1年目の売り上げ実績も加味された上で上昇します。具体的にはいくらとは一様には言えません。
5年を経過することには1000万円が見えてくる人もいると思います。何度も言いますが、実力次第です。やり手又は経営者になれば2000万円超す人も出てくるでしょう。

そんなわけで、弁理士は完全な実力主義ですから、先輩方も後輩を気には掛けてくれると思いますが、後輩に教えても自分に直接のリターンがあるわけではないため、あまり密に手取り足取り教えるということはないでしょう(私自身も新人時代は結構困りました)。そのため、自分からどんどん聞かなければなりません。ただし、聞くにしても相手の時間を奪う時間泥棒になりかねないので、聞く要点をしっかり絞った聞き方をすることが必要です。
特許事務所の経営の仕方は、ワンマン経営、ツートップ経営、複数パートナー経営などいろいろな形態があり、後者ほど一般の企業に似た性質になるのではないかと、個人的には思います。その辺も着目すれば、転職の失敗は減るのではないでしょうか。
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弁理士のキャリアプランは?

単なる勤務弁理士であれば、クライアントからの一定の信頼・信用を得られるようになればパートナーになることができます。一般的には、最低5年くらいはかかるでしょう。
ちなみにパートナー(ジュニア、ミドル、シニア)はそれぞれ、係長、課長、部長をイメージするとよいでしょう。
事務所内であれば、パートナーの階段を上ることが一つのキャリアプランとなるでしょう。
ただし、弁理士であれば、事務所外でもキャリア形成が可能です。
無謀かもしれませんが、弁理士会のトップを目指してもよいですし、各弁理士会派の会長を目指してもよいと思います。受験予備校の名物講師や大学講師を目指す道もあります。
『一企業では不可能な選択肢が、特許事務所の所属であれば可能になるというのは、特許事務所できんむすることの一つのメリット』になると思います。
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最後に

弁理士になったからと言ってすぐに年収や名声が得られるわけではありません。
弁理士は皆、日々弛ゆまぬ努力の上に年収やキャリアを積み重ねていくものです。
努力無くして、良い結果は出ません。
まずは努力、次にもその次にも努力です。
これを読んで特許事務所や弁理士について少しでも理解して、疑問が払拭できたと思って下されば幸いです!

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