弁理士が英語を勉強した方がいい理由。いやむしろしなきゃダメ!!

弁理士
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

弁理士の最低限の英語力

弁理士といえば英語が必須!!

どこの特許事務所も、弁理士として今後活躍したい限りは英語が求められます。

特許事務所の多くは、入所時の能力として最低限『TOEIC〇〇点以上』であること等を明示しています。

TOEICでは結局英語の実力なんて図れませんが、少なくとも英語の基礎はわかっているという判断はつきます。具体的な点数は『700点以上』『800点以上』であることも珍しくはないとです。

実際に、とある特許事務所の所内報を見た時に、弁理士の方で『TOEIC900点以上』と明記している方がザラにいました。・・・これにはさすがに私も驚きました。

スポンサーリンク

英語力の項目ごとの評価

ただし、英語力とは皆さんご存知の通り、

  1. リーディング
  2. ライティング
  3. リスニング
  4. スピーキング

ですよね。弁理士として必要な英語力とはどの英語力かわかりますか?

 

正解は全部です。
仕事の仕方にもよりますが今後は全部必須といってよいでしょう。

リーディング

リーディングは言わずもがなでしょう。ただし日本人はリーディング力だけは世界的に見ても高レベルであると言われているように、特に心配はいらないと思います。弁理士に受かるような人であれば、大抵の人はリーディング力持っているハズですから。皆さん高学歴ですし、大学院で英語論文をさんざん読んできたような人が多いでしょうから。

具体的にはどのような場面でリーディングが必要になるのでしょうか?。

(1)外国の拒絶理由対応はもちろんのこと、日本の拒絶理由対応であっても、必要です。
それは、日本の拒絶理由であっても、新規性や進歩性に関する拒絶理由の引例となる文献は、国内の特許文献及び非特許文献だからです。
当然、しっかり読んで技術的な差異を見つけたりする必要があるので、リーディング力は外せませんよ!!

ライティング

ライティングに関しては自信のない方も多いのではないでしょうか。
大学院時代にも英語論文を一つ書いたくらいの人も多いのではないでしょうか。私自身もライティングに関しては、自信がなかったです。実務経験を数年積んだ今だに完ぺきにはできません。
しかし、仕事は一人でやっているわけではないので、それでよいのです。
自分の文章を上司なり翻訳部の人に見てもらい、外に出せるレベルにまで持っていければよいのです。そのため、そこまで心配はいらないでしょう。

では、ライティングは具体的にはどのような場面で必要になるんですか?

外国が絡む仕事ですね。具体的には、大きく2つあります。

一つ目は、外国出願の場合です。

現地(外国)代理人に出願指示、中間応答指示をするのは当然英語です。コメントを送付して、正確にニュアンスを伝える必要があります。もちろん、ビジネスの相手ですからビジネス英語でです。

二つ目は、外内出願の場合です。

中間応答であれば、現地に拒絶理由に対するコメントを送付し、現地からの指示に従い特許庁に提出する資料を作成します。この際、拒絶理由を解消できないと考えれば、現地代理人に対して問い合わせます。

※ただし、上司や翻訳部の方にしっかり修正してもらえると思いますので、そこまで心配はないのではないかと思います。

リスニング&スピーキング

リスニングとスピーキングは二つで一つとして考えてよいでしょう。どちらかだけしか使用しない場面はないですから。
この英語力は、人によって考えはマチマチかとは思いますが、必要と考える人が多いでしょう。
中には技術の進歩(同時通訳技術に進歩など)を信じて、リスニング力やスピーキング力は必要ないと判断する人もいます。しかし、私は個人的には、今後の弁理士活動には必須だと思っています
みなさんも外国人が日本語を話せるとしたら、うれしいですし、安心できますよね。逆にビジネスの場において、もし皆さんが外国代理人の立場だったとしたら、日常会話が成立しない人をビジネス相手とするのは不安だとは思いませんか?まず、不信感からはじまるビジネスなんて嫌ですよね。そんなビジネスは成立しないと思いませんか?

リスニングやスピーキングなんてできる人がやればいいのではないですか?

そう思うならば、やらなくてもよいでしょう。
・・・ただし、後悔しても知りませんよ?

今後のためにはしっかり個人個人がやるべきだと思います。いついかなる場面で自分に白羽の矢が立つかわかりませんし、自分の可能性を広げるためにも外にどんどん出たほうが良いと思いませんか?『殻にこもった人生なんて面白くない』と私は思います。

しかも、日本の技術力はまだまだ高いとは言いますが、国際的に見たら日本の技術進歩の勢いは低下しています。つまり、相対的に見て、日本の技術力は普通のレベルになりつつあるんです。
だからこそ外国との上手いビジネス関係を結び、その友好な関係の維持を図れなければなりません。そうでなければ、今後特許事務所は衰退していくと思いますよ。

 
弁理士の英語力の必要性をわかっていただけたでしょうか?
弁理士に限った話ではないですが、英語が話せる人の数は世界人口の半分以上(30億人以上)ともいわれています。英語ができれば、世界が広がります。英語に不安のある方、一度英語に対して本気になってみてはいかがでしょうか。きっと弁理士の皆さんならできます。ただのコミュニケーションツールですから。
・・・さらに言えば、中国語の基礎くらいは知っておいても損はないと思いますよ。中国の技術進歩は目まぐるしいし、14億人(世界人口の1/4!?)もいるんですから。今後は間違いなく重要なビジネスの相手になりますよ!!

コメント