2019年5月1日、新元号『令和』が始まります。現元号『平成』は残り1か月を切ってしまいました。なんだか寂しい気もします。私が生きてきた平成時代が終わってしまうなんて・・・でも、新たな時代の幕開けです!お祝いムードで新元号『令和』を迎えていきましょう!!
新元号『令和』の出典は万葉集の一説!
初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす
万葉集の梅花の歌の「序」からの引用です。
初春の佳き月で、空気は清く澄みわたり、風はやわらかくそよいでいる。梅は佳人の鏡前の白粉のように咲いているし、蘭は貴人の飾り袋の香にように匂っている。
その現代語訳です。下記『新版 万葉集』(伊藤博)からの引用です。
単純に考えれば、『令和』とは『佳き、やわらかい』という意味ですね。
安倍晋三首相は、『令和』について以下のように語っています。
「悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込めた」
日本人としては、従来のように中国の儒教の経典が出展ではなく、日本文学が出展になるというのはうれしいですよね!!
安倍首相の談話によると、『令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている』とのことです。
iPS細胞の山中教授によれば、『伝統を重んじると同時に新しいものにチャレンジしていく日本のこれからの姿に非常にぴったりの元号ではないか』とのことです。
つまり、『令』という文字は元号に初めて用いられた文字であり、その一方で『和』という文字は昭和にもあるように、これまでに20回も元号に使用されたことがある文字ですので、新旧それぞれを大切にするという精神がそのままこの元号に詰まっているということでしょうね。
この先、数か月間~数年間は『万葉集ブーム』が到来するのは間違いないでしょうね!!
万葉集と言えば『万葉学者』の伊藤博先生!!
万葉集の有名な研究者のうちの1人が伊藤博(いとう はく)先生です。
いわゆる『万葉学者』です。
万葉学者として他に有名な歴史上の人物を挙げると、斎藤茂吉、本居宣長、賀茂真淵などがいます。このような有名な人も万葉集を研究していたんですね!!万葉集は歴史深い書物です。
下記の「新版 万葉集1~4」は、伊藤博先生の遺作です。伊藤先生の魂がこもった最後の作品です!!この作品の改定作業途中でお亡くなりになったそうで、まさに命を懸けて作った作品と言ってよいでしょう。
万葉集を読んだことがないという方も是非この機会に伊藤先生の本を読んでみたらいかがでしょうか。
ちなみに『万葉集』の原本は全20巻で、合計で4500以上もの歌が収載されています。
歌はそれぞれ
- 相聞歌(漢字からも想像できますが、恋人同士が読み合う恋の歌です)
- 雑歌(読んで字がごとく、種々雑多なことを歌った歌です)
- 挽歌(人の死について歌った歌です(※現代で言うところの、宇多田ヒカルさんの『花束を君に』という感じでしょうか)
に分かれています。
(※ちなみに脇道にそれますが、『花束を君に』と言えば、『とと姉ちゃん』の主題歌でしたね。懐かしい。)
とまあ、
上記『梅花の歌』は本書第1巻に収載されています!!
↓しばらく在庫が切れていましたが、今は在庫ありです!!(4/21現在)
↓第1巻~第4巻まであります。歌と現代語訳とその解説書です。
↓本書第1巻は、万葉集原本の巻1~巻5を収載しています。
↓本書第2巻は、万葉集原本の巻6~巻10を収載しています。
↓本書第3巻は、万葉集原本の巻11~巻15を収載しています。
↓本書第4巻は、万葉集原本の巻6~巻10を収載しています。
※令和2年2月現在、いずれもお買い求めできる状態になっています。
元号発表直後は品薄でお手に取れなかった方も多かったと思いますが、ご興味があれば購入してみてください。
国文学者 佐竹 昭広先生の万葉集セットも有名です!!
かつて国文学研究資料館の館長をお勤めになったり、1994年には紫綬褒章を受章された偉い先生です。
新元号ということは時代が動きます。株式チャートも動きます。
どの業種が動くでしょうか。
『昭和』から『平成』への元号が移行する時にどの株が動いたかをチェックすれば、ある程度のチェックはできます。
メインは印刷業界でしょう。
その他にも、造幣関連業界、旅行業界、ブライダル業界など様々な分野の盛り上がりが考えられます。
↓↓新元号関連の株については次のサイトをご覧ください!!
まとめ
元号の変わり目はあらゆる業界が目を付けていると考えられます。
- 『平成』最後の○○
- 『令和』最初の○○
って名前を付けることができたらどんな業界でも盛り上がりを見せる可能性があると思いませんか??
私は、新元号『令和』になる直前直後はあらゆる業界が活性化すると思っていますので、個人的に株価チャートが好転すると踏んでいます。例年のようなアノマリー『5月に売れ!』は当てはまらない(全くアノマリーの影響ないか、アノマリーの影響が少し遅れるのでは)と思っています。
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