弁理士の『花粉症対策』と『花粉症の症状緩和策』~花粉から逃げよう!!~

花粉
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※2019年の花粉症は終了しました!!また来年!!

梅の季節が近づく今日この頃。
そろそろ嫌な季節が近づいてくるのを感じて、戦々恐々としていませんか?
私は春が怖いです。
あの花粉飛散の映像を見るだけでなんだか痒くなる気がします。
2019年は、昨年(2018年)並みらしいですね。
といっても、去年の辛さを思えば「昨年並み」といっても油断できません!
去年の気温が比較的高めだったため、花粉が多く飛散するらしいです。

では、どのように対策をしていけばよいでしょうか。

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花粉を物理的にシャットアウト

  • マスク
  • 花粉用メガネ
  • 花粉の顔への吸着を防止するスプレー、ミストやクリーム
  • 花粉の衣類への吸着を防止するスプレーやミスト

などがあげられますよね!

マスク

マスクとしては耳が痛くなりにくい(耳紐部分が太め)ものがおすすめです。
例えば、私は『快適ガード さわやかマスク』を使用しています。耳が痛くならないので長時間平気でつけていられます。コスパも良いことが利点です。
毎日3枚以上使用する人も多いと思いますので、コスパの面でかなり良いです。

他にもマスクとしては技術的に進んでいて、『花粉を水に変えるマスク』というハイテクなマスクもあります。試してみたい方はぜひ試してみてよいのではないでしょうか。私も一度使用してみたことがあり、効果は通常のマスクよりも高いような気がしましたが、マスク3枚で600円と考えるとコスパの面では「んっ?」という感じです。

また、マスクの中にマスク(ガーゼ)を入れる方法もあり、『インナーマスク』法と呼ばれています。この方法は物理的な隙間が減るため、通常のマスクでは防ぎきれない隙間もなくすことができるため、花粉シャットアウト効果は高いです。ただし、着け心地の面で少し違和感があります。やってみたい方はぜひお試しください。気軽に始められます。

花粉用メガネ

花粉用メガネは、私は使用していませんが、もちろん物理的に花粉の目への吸着を防ぐので、花粉症対策としての効果は高いと思います。
欲を言えば、もうちょっと見た目が格好良くなったらいいですよね!!
もう少しデザイン性が高ければ、需要が惹起されると思うのですが・・・

花粉吸着防止スプレー、ミスト

花粉の顔や衣類への吸着を防止するスプレー、ミストやクリームについては、良いと思います。
これは特許技術を利用しているものもあり、効果が高いと思います。『花粉吸着防止剤』に関する特許が資生堂さんから出ています(特許第4562585号)。この特許では主に毛髪や衣類への効果を謳っているようですが、実験データを見る限り効果があると思われます。
私自身、2018年の地獄の時期は、特許技術が使用されている資生堂さんの「ihada」を使用していました。一日に何度か塗布しなおさなければなりませんが、効果はそれなりにあると思います。

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身体のアレルギー反応を抑制

  • 花粉症用飲み薬
  • 花粉症用目薬
  • 花粉症用点鼻薬

花粉症の方は、いずれも購入しておいて損はないでしょう。

飲み薬(アレジオン)

花粉症用飲み薬としては、花粉症の症状を抑える効果と、眠くなりやすくなる効果のバランスで個々人にあったものを選択するのがベストでしょう。
製薬会社各社から様々な種類の花粉症用飲み薬が出ています。
個人的にはエスエス製薬さんの『アレジオン』を使用しています。この薬の最大のメリット1日1回の服用で済むということです。
他にも久光製薬さんの『アレグラ』やGSKさんの『コンタック』などがあり、一長一短でしょう。自分に合った薬を見つけるというのが良いと思います。

花粉症用目薬と花粉症用鼻炎薬も各社様々です。
私もすべてを試せているわけではないので、何とも言い難いというのが正直なところです!
ワンシーズンで1つ買えば十分ですからね。
もっといろいろと試してみたいのですが・・・

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3.長期的なアレルギー対策

花粉症ってそもそも治すことができるのでしょうか?
治ったらよいですよね!!そんな世の中が来たら・・・

正解は・・・Noです。残念ながら。

舌下免疫療法

でも、みなさん!!『舌下免疫療法』という治療法があるのをご存知でしょうか?
この方法は、舌下に花粉を置き、数分間放置するということを数年間毎日行うというものです。
気が遠くなりますよね!!長期にわたり行うことで、身体が花粉に対して免疫応答を引き起こさないようになるそうです。それなりに有用な方法らしいですよ。ただし、当然ながら、副作用のリスクがありますから、医師の処方が必須です。
私はまだ行っていませんが、非常に興味があります。
ただ、数年単位の期間が必要って、シンドイ気がしますよね。
そんなわけで、私は、まだまだ出る見込みのない花粉症の特効薬がいつか市場投下されることを信じて、今年も『舌下免疫療法』はやらないと思います・・・
でも興味のある方は調べてみてくださいね!!調べるだけでも面白いですよ!!
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花粉の除去

  • 部屋に花粉を入れない
  • 部屋に入ってしまった花粉を除去する

外が地獄でも、自分の家くらいは快適に過ごしたいですよね。


そんな皆さんに、部屋に花粉を入れない方法をご紹介します。

  1. 家を出る前に、髪及び肌、並びに衣類に、花粉吸着防止スプレーをする
  2. 外出から帰ったらまず上着を脱ぎ、玄関に入る前にパタパタする(可能ならマンションの共用玄関あたりでやるとよい)
  3. 髪もパタパタして花粉も払うとよい
  4. すぐに着替えて顔と手を洗うか、お風呂に直行する
  5. 部屋の換気口に花粉用のフィルターを取り付ける
  6. 衣類は室内干し

といったことが挙げられます。

では、家に入ってしまった花粉はどのように除去すればよいでしょうか?
まずは、空気清浄機でしょう。
玄関と部屋のそれぞれに置くと有効です。花粉モードにすることを忘れないようにしてくださいね。あと、空気清浄機は、部屋の大きさに合ったものを使用しなければ効果が薄れますので、ご注意ください。

どんなに注意していても一定量の花粉は部屋に侵入します。
花粉の飛散量は、『通勤ラッシュ時』と『昼間』の1日に2回ピークを迎えます。この時間には絶対に換気をしてはいけません。花粉の飛散量の少ない早朝または深夜に短時間のみ換気をすることが望ましいです。まったく換気をしないという選択肢はよくありません。
まったく換気をしなければ、毎日少しずつ侵入した花粉の総量がいつの日か屋外の量よりも増えていたなんてことになりかねないからです。この点に気を付けてくださいね。

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そもそもの話(無花粉スギ)

林野庁によれば、『森林の約4割が人工林で、人工林の約4割がスギ人工林』らしいです。
スギが育つのが早く、産業の発達のためにどんどん植えられたのが原因の1つですね。
当時は花粉症なんてなかったでしょうから、仕方のないことかもしれません。
現在もスギは良い材木として活用されています。
スギの恩恵は受けたいですが、花粉なんてなくなればいいのにって思いますよね。

実はあるんです、そんな技術が。

新技術(もう新技術でもないと思いますが)の無花粉スギ『はるよこい』です。
今ではごく一部の森林に限られているようですが、今後広がるといいですよね。
まあ、これも数十年先の話らしいです・・・植物は育つのに時間がかかるので、大量生産が難しいのは皆さんわかりますよね・・・残念です。
 
何らかの形で国には、もっと本気の対応をしてほしいものです。
花粉症による医薬品等の売り上げは数百億レベルでありますが、日本全体としての消費は数千億レベルの減少らしいです
さらに、仕事の効率も落ちていると感じる人も多数いますよね。そのようなことを考えれば、花粉による被害額は数兆レベルになっているのではないでしょうか?
 
花粉症の皆さん、何とか今年も乗り切りましょう!!

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