知的財産のプロ!『弁理士』って何?いったいどんな仕事してるの?

弁理士
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弁理士の仕事内容について詳しく説明します。

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そもそも弁理士って何??

弁理士についてご存知の方はどのくらいいるのでしょうか。

特許事務所の方や特許庁勤務の方はもちろん、他には企業知財部の方や一部の研究者の方くらいしか、ご存じないような資格かもしれません。実際に、私も企業の研究職を経て知的財産を知り、徐々に興味を持ちました。私の周囲の弁理士も、研究上がりの人が多く、その他営業職や開発職の人が多いです。中には、特許事務所オンリーの人もいますが、そのような人は色々な意味でなかなかのツワモノかと思います。

日本弁理士会によれば、2018年11月30日現在の弁理士数は11,367人、特許庁によれば2018年度の弁理士試験の志願者数が3,977人、また2017年度の特許庁の定員数は2,788人ですので、企業知財部又は研究者の人数は具体的にはわかりませんが、弁理士についてよくご存じの方は2~30,000人くらいでしょうか。

残念ながら、一般の人の弁理士の知名度は低いです。
弁理士と言っても、「便利屋」(=なんでも屋さん)と勘違いされる方もたくさんいます。
いろいろな考えがあるとは思いますが、理系最難関資格の一つではあるにも拘らず知らない人が多い資格なので少し残念ではあります。(・・・そのような資格です。)

じゃあ、弁理士って大した資格ではないの?
いえいえ、そんなことは全然ありません。
弁理士の資格は卑下するような資格ではありません。
素晴らしい資格です!!

関連企業の方々や同業者、弁理士を知っている方々からは一目を置かれます。
知名度は若干低いですが、
知る人ぞ知る優秀な人材、それが『弁理士』です。

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では、弁理士のお仕事って?

次に弁理士のおしごとについて説明します。
弁理士の仕事は、基本的には知的財産に関する代理業務です。大きく分けて次の3つのパターンの出願(移行)を代理します。

  1. 内内(日本企業が日本国特許庁に出願)
  2. 内外(日本企業が外国特許庁に出願)
  3. 外内(外国企業が日本国に出願)

内内の仕事

内内の場合は、クライアントとの発明相談⇒明細書完成(クライアントと密に連絡を取り合う)⇒特許庁に提出⇒特許庁からの拒絶理由に対する応答(クライアントと相談)⇒登録料納付⇒特許権の付与という流れが一般的です。クライアントも出願に慣れている人ばかりではないので、中には特許化が難しそうな案件の相談を受けることもあります。それでも、クライアントの希望によっては、他人の権利化を防ぐためだけに出願をすることもありますし、当然出願前に特許化を断念することもあります。すべてはクライアントに寄り添い、その場その場の最良の判断をクライアントに提供する、そのような仕事です。

内外の仕事

内外の場合は、内内で日本国特許庁に提出した明細書の英訳⇒外国代理人への外国特許庁出願(移行)依頼⇒外国特許庁からの拒絶理由(みたいなものなども含む)の応答⇒登録料納付⇒特許権の付与という流れが一般的です。

外内の仕事

外内の場合は、外国代理人から日本への出願依頼受領⇒明細書の和訳⇒日本国特許庁に出願(移行)依頼⇒日本国特許庁からの拒絶理由の応答(外国代理人との相談)⇒登録料納付⇒特許権の付与という流れが一般的です。

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まとめ

弁理士の業務はいずれも非常に重要な業務です。
クライアントや外国代理人とコミュニケーションをとることができ、とても面白い仕事です。ご興味のある方はぜひとも弁理士資格の取得を目指してみてはいかがでしょう。

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